自宅や旅先で気軽に、楽しくネットを楽しむためにポケットWiFi の契約を考えているけれど、「どのサービスを選べば良いのか分からない」という人は少なくないはず。
最近は国内外で使えるクラウドSIM 採用のポケットWiFi サービスが増えてきており、海外に行くためだけにその都度 WiFiサービスを契約する必要がなくなったのは便利だが、段々とサービスの数が増えてくるとどれが一番良いのか分かりづらい。
そういった人たちのために「本当におすすめのサービスはどれか」を徹底的に解説していく目的で当サイトを開設した。
そのためには数あるサービス1つ1つを知っておく必要があるのだが、今回は FUJIWifi のサービス「快適クラウドプラン」と「100GB快適プラン」を紹介していくことにしよう。
2020年11月現在「FUJIWiFi」のクラウドプランが終了したため当記事の内容は古いものになっている。個人的におすすめなのは1日7GB使える「hi-ho Let’s WiFi」もしくは現在キャンペーンにより1年間無料で使える「楽天モバイル」がおすすめだ。
目次
FUJIWifi 「快適クラウドプラン」「100ギガクラウドプラン」の概要

FUJI Wifi とは、株式会社レグルスが運営するポケットWiFi ルーターのレンタルサービスのことで、他社と違い端末はレンタルという形をとっているため契約期間の縛りが存在せず、いつ解約しても違約金がかからない点が特徴のサービスだ。
FUJIWifi の他のプランも含めた概要は以下の記事にまとめている。
そんな FUJIWifi から2019年11月に開始されたプランが今回紹介する「快適クラウドプラン」と「100ギガクラウドプラン」。
最近CMでよく見かける「どんなときもWiFi」など、国内だけでなく海外でも使えるクラウドSIM を採用したサービスが流行っており、その流行に乗った形。
結論から先に言ってしまえば、契約期間の縛りが存在しないという点は魅力的だが、料金としては決して安くはなく、当サイトとしてはおすすめできない。
同じく契約期間の縛りがないが安く利用できる「クラウドWiFi東京」もしくは契約期間の縛りはあるものの月額料金がこの手のサービスでは最安級の「ギガWiFi」の方がおすすめだ。
FUJIWifi「快適クラウドプラン」「100ギガクラウドプラン」の特徴(メリット・デメリット)

否定から入ってしまったが、他社と比較しながらサービス内容を紹介していこう。
初期費用は3,000円のみ
契約事務手数料 | 3,000円 |
他社と同じく、初期費用は契約事務手数料として3,000円かかる。
料金は月々に支払うか、期間ごとにまとめて支払うかで違う
快適クラウドプランの料金
プラン | 快適クラウドプラン |
---|---|
月々払い | 3,980円 |
3ヶ月まとめて支払い | 11,700円(月3,900円) |
6ヶ月まとめて支払い | 22,800円(月3,800円) |
12ヶ月まとめて支払い | 41,760円(月3,480円) |
快適クラウドプランはデータ容量の制限なく、無制限で使えるプラン。使う期間に応じて料金が別れているため、出張や長期の旅行などには無駄がなくて良いかもしれないが、12ヶ月以上使う人には正直おすすめできない(理由は後述する)。
100ギガクラウドプランの料金
プラン | 100ギガクラウドプラン |
---|---|
月々払い | 3,480円 |
3ヶ月まとめて支払い | 10,200円(月3,400円) |
6ヶ月まとめて支払い | 19,800円(月3,300円) |
12ヶ月まとめて支払い | 35,760円(月2,980円) |
その名のとおり、月々のデータ使用量が100GBを超えると速度制限がかかるのが100ギガクラウドプラン。
快適クラウドプランとの差額は月500円と微妙なところだが、個人的には100ギガのプランを契約するのであれば無制限を選んでおいた方が精神衛生上良いと感じる。
他社と比較すると料金は安い?高い?
肝心の他社との比較だが、どちらのプランを選んだとしても、料金は高い。
同じくクラウドWiFi サービスで契約期間の縛りのないサービス「クラウドWiFi東京」なら月額3,380円で利用できる。違いは端末だが、画面がないこと以外使い勝手は変わらないのでどう考えてもこちらの方が得をするのは間違いない。
契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金がかからない
これはこの記事で紹介しているプランに限った話ではないが、FUJI WiFi には契約期間の縛りが存在せず、いつ解約しても違約金がかからない。
先ほど紹介した料金が高いのはそういった理由もあるからだろうが、他社では2年間もしくは3年間の契約期間の縛りを設けているところがほとんどで、更新月以外に解約すると高額な違約金がかかってしまうため、これは大きなメリットと言えるだろう。
とはいえ、最近開始となった「クラウドWiFi東京」なら契約期間の縛りなく利用することができるだけでなく、月額料金も FUJIWifi よりも安く利用できる。
クラウドSIM対応のため同じ端末で海外でも利用できる
使うエリアに応じて最適な回線を自動で切り替えてくれる端末が使えるため、同じ端末で海外でも利用ができる。
別途料金がかかってしまうが、海外への出張や旅行が多い人にとってはいちいち別のサービスを契約する必要がなくなるので助かるはずだ。
海外での利用は1日あたりのデータ容量が少なく、料金は高い
データ容量 | 500MB/日 |
料金 | 980円/日 |
世界93カ国に対応しているが、データ容量は1日500MBまでで、料金は980円。エリアによっても異なるが、他社では1日1GB使えて1,200円前後のところがほとんどなので、コスパは悪い。
1GBと聞くと少ないと感じる人もいるかもしれないが、先ほどもおすすめした「クラウドWiFi東京」や「hi-ho GoGo Wi-Fi」は速度制限時にも 384Mbps ( YouTube動画が見れる速度 )で利用可能なので Twitter やインスタグラムなど SNS に写真を共有するくらいなら余裕。
国内ではトリプルキャリアに対応している

FUJIWifi は国内ではトリプルキャリア対応のため、端末が自動的に docomo、au、SoftBank の回線を切り替えてくれる。
2019年11月までは対応していなかったが、最近になって対応した。これはユーザーにとっては嬉しい変更だ。
端末はやや古い「GlocalMe G3」

端末名 | GlocalMe G3 |
---|---|
重さ | 約240g |
通信速度 |
下り最大:150Mbps |
連続通信時間 | 約15時間 |
同時接続台数 | 50台 |
FUJI WiFi は契約期間の縛りがない代わりに端末はレンタルという形を取っている。そのため、端末は最新の端末ではなくやや古い端末となる。
ちなみに「スマホドックWiFi」や「Mugen WiFi」なら最新の端末「G4」が使える。
FUJIWifi「快適クラウドプラン」「100ギガクラウドプラン」よりも他社の方がおすすめ
上記した内容をすべて踏まえた上で「FUJIWifi」がおすすめかと言われると、おすすめとは言えない。もっと安く利用できるサービスがあるからだ。
1年間無料で使いたいなら「楽天モバイル」がおすすめ

第4のキャリアとして最近急激にシェアを伸ばしてきているのが「楽天モバイル」というサービス。
楽天の自社回線エリアでは高速でかつ無制限で使えるのだが、エリア外の人でも実質無制限で使える(高速通信は月 5GBまでだが、低速通信時でも 1Mbps と Youtube 動画がストレスなく再生できる速度を維持できる)。
何を隠そう、私自身も契約しているサービスで、自信を持っておすすめできる。1年間月額料金が無料となるキャンペーンを実施中であり、先着 300万名までと限りがあるため契約を検討している人は早めに契約しておこう。
契約期間の縛りなく、クラウドWiFiサービスを使いたい人には「クラウドWiFi東京」はかなりおすすめ

何度も記事の中で紹介してきたとおり「クラウドWiFi東京」は契約期間の縛りのないクラウドWiFiサービスとしては最安の料金で利用できる。
端末の違いはあるものの、FUJIWifi の「快適クラウドプラン」どころか「100ギガプラン」よりも安い月3,380円という金額で使える。FUJIWifi よりも劣っているところは何一つとしてないので、どう考えても契約するならこっち。
この手のサービスはいつ値上げするかわからないのでこの料金は今だけかもしれないし、気になる人は早めに公式サイトをチェックしておこう。