自宅や旅先で気軽に、楽しくネットを楽しむためにモバイルWiFi の契約を考えているけれど、「どのサービスを選べば良いのか分からない」という人は少なくないはず。
最近は国内外で使えるモバイルWiFi サービスは増えてきており、いちいち海外に行くためだけにその都度 WiFi サービスを契約する必要がなくなったのは便利だが、段々とサービスの数が増えてくると正直どれが一番良いのか分かりづらい。
そういった人たちのために「本当におすすめのサービスはどれか」を徹底的に解説していく目的で当サイトを開設した。
そのためには数あるサービス1つ1つを知っておく必要があるのだが、今回は最近開始したばかりのサービス「hy-fi(ハイパーマルチワイファイ)」を紹介していくことにしよう。
目次
hy-fi(ハイパーマルチワイファイ)とは
hy-fi(ハイパーマルチワイファイ)とは、Wiz 株式会社 が運営するポケットWiFiサービス。
国内では月3,880円ずっと定額で使えて、大手キャリア(docomo・au・SoftBank)のLTE 回線が無制限で使えるだけでなく、同じ端末で海外でも使えるというサービス(クラウドSIMという)。
一見すごいお得なサービスであるかのように見えるが、こういったクラウドSIMを採用したサービスは最近流行っていることもあって段々と増えてきている。
そうした中で hy-fi は、決して最安ではないし、他社の方がおすすめ。当サイトとしては契約期間内の総額が最安となる「hi-ho GoGo Wi-Fi」をおすすめしたい。
hy-fi(ハイパーマルチワイファイ)の特徴(メリット・デメリット)
いきなり否定から入ってしまったが、hy-fi を他社のサービスと比較しながら紹介していこう。
初期費用は契約事務手数料がかかるのみで、端末代金は無料
契約事務手数料 | 3,000円 |
端末代金 | 無料(レンタルのため) |
初期費用は契約事務手数料として3,000円がかかるのみであり、他社と同じ。
端末代金はレンタルという形をとっているため、無料だ(解約時に返却する必要がある)。
プランはシンプルに1種類のみ。月額料金は他社と比較して高め
月額料金 | 3,880円 |
契約期間 | 2年 |
支払い方法 | クレジットカードのみ |
hy-fi のプランはシンプルに1種類のみで、月額料金は 3,880円のみ。契約期間は他社と同じく2年で、途中で解約すると解約金がかかる。
肝心の料金が高いか安いかどうかだが、クラウドWiFi サービスとしては「hi-ho GoGo Wi-Fi」の方が月額料金だけでなく契約期間内の総額も圧倒的に安いのでおすすめだ。
支払い方法はクレジットカードのみだが、この手のサービスのほとんどは口座振替などは選べないので、デメリットにはならないだろう(どうしても口座振替が良いという人は、手数料がかかってしまうが「どんなときもWiFi」を選ぼう)。
【違約金】契約期間内に解約した場合の料金について
契約期間 | 2年(自動更新) |
更新月を除く月の解約 | 9,500円 |
先程紹介したとおり、hy-fi には2年間の契約期間の縛りが存在し2年経過後は自動更新となっている点に注意が必要。
更新月以外に解約すると 9,500円の違約金がかかってしまうのだが、料金的には他社と同じなので、これもデメリットにはならない。
どうしても契約期間の縛りがネックになるという人はこの手のクラウドWiFi サービスでは契約期間の縛りのないサービス「クラウドWiFi」も存在する。
クラウドSIM対応の端末で、国内でも海外でも高速でかつ安定した通信を使える
他社のサービスにも言えることだが、これは触れないわけにはいかない。
hy-fi で使える端末にはクラウドSIM を採用しているため、使っている国や地域に応じて最適な SIM に自動で切り替えてくれる。
そのため、国内では docomo、au、SoftBank のエリアに応じた最適な回線で使うことができるだけでなく、海外でもその土地に応じた最適な回線を使える。対応エリアが増えてきたとはいえWiMAX だと繋がらないところもあるのだけれど、これなら安心して利用することができる。
海外利用について。対応国の一覧や速度制限がかかる一日あたりの通信量、料金など
地域 | 料金 | データ通信量 |
アジア、オセアニア、北米、南米、ヨーロッパ、アフリカの計135国 | 1日780円 | 1日500MB |
hy-fi は先ほど紹介したクラウドSIM 対応の端末のおかげで、海外でも使える。対応している国は計135国で、1日780円。
金額だけをみると他社よりも安く見えるかもしれないが、1日500MBしか使えない点に注意。また、速度制限にかかってしまうと 384kbps(めちゃくちゃ遅い速度)になってしまう。
海外利用時には Google Map を中心にネットを使う機会が多くなるはずなので、1日500MB だとちょっと心許ない。
そうした意味では「hi-ho GoGo Wi-Fi」は料金が少し高くなってしまうが、1日1GB 使えるだけでなく速度制限時にも YouTube 動画が普通に見れる速度で使えるため、安心。
端末は最新の「G4」が使えるが、料金を考えるとコスパは悪い
端末 | G4 |
速度(下り) | 150Mbps |
速度(上り) | 50Mbps |
連続通信時間 | 約12時間 |
重さ | 188g |
バッテリー | 3900mAh |
hy-fi はこの手のサービスでは珍しく、最新の端末「G4」が使える。速度や通信時間は代わりないので、普通に使う分には大したメリットはない(個人的には USB-C 端子で充電できるところはメリットだが、普通の人には関係ないだろう)。
なお、この端末を最も安い料金で契約できるのは「スマホドックWiFi」というサービス。月額3,480円と業界最安の料金で「G4」が利用できるため「どうしても画面のある端末を利用したい」という人にはおすすめだ。
以下に公式サイトに紹介されている機能にも簡単に触れておく。
地図アプリと翻訳アプリが内蔵されている
G4 は Android OS を搭載しているため、Google Map や翻訳アプリなどがデフォルトで内蔵されている。
スマホを持っていれば代替できるため、この機能は使わないと思う。
モバイルバッテリー機能を搭載している
また、3,900mAh と大容量のバッテリーを搭載しているため、スマホやタブレットを充電するモバイルバッテリーとしても使える。
これも正直必要な機能ではなく、そもそもネットを使えなければスマホを充電しても意味がないので、僕が海外に行くなら別途大容量のモバイルバッテリーを持っていく。
無制限と PRしているが、月300GBで制限がかかる点に注意
hy-fi は無制限で使えることを PR しているが、実際は月300GB で制限がかかるようだ。
以下は当サイトが独自に運営会社に問い合わせた内容だ。
月300GB 使えればよほどのことがない限りは問題ないだろうが「無制限」だと謳っている以上、実質制限があるのはどうなのだろう。
hy-fi(ハイパーマルチワイファイ)はおすすめしない。「hi-ho GoGo Wi-Fi」の方がおすすめ

サービス名 | 月額料金 | 特徴 |
---|---|---|
ギガWiFi | 3,250円 3,480円 | 端末によって選べる3つのプラン どの端末を選んでも業界最安 運営元が大手 |
BBN WiFi | 3,250円 3,480円 | 端末によって選べる2つのプラン どちらの端末を選んでも業界最安 |
クラウドWiFi東京 | 3,380円 | 契約期間の縛りなく使えるサービスとしては最安(現在申し込み停止中) |
ポケットモバイルCloud ![]() | 3,250円 | 月額料金最安だが「無制限で使えない」という口コミや評判を見かけるためおすすめできない |
よくばりWiFi | 3,450円 | 月額料金2ヶ月無料 カード入会で6,000円キャッシュバック |
hi-ho GoGo Wi-Fi | 3,355円 | 現在申し込み停止中 |
ZEUS WiFi | 3,280円 | キャンペーン中で6ヶ月間は業界最安。 オリジナルの端末「H01」が使える |
まるっとWi-Fi | 3,280円〜 | 同社のサービスと併用すれば月額料金から割引 |
Mugen WiFi | 3,280円 | 現在受け付け停止中 |
THE WiFi | 3,380円 | 5G対応予定 無料でWiFiスポットが使えるプランあり |
スマホドッグWiFi | 3,480円 | 契約期間の縛りなく使える 最新の端末「G4」が使えるサービスとしては最安 |
どんなときもWiFi | 3,480円 | 口座振替が可能 |
めっちゃWiFi | 3,480円 | 現在申し込み停止中 |
Chat WiFi | 3,380円 | 契約期間の縛りなし 初期費用が高い |
限界突破WiFi | 3,500円 | 端末が信頼できない |
hy-fi(ハイパーマルチWiFi) | 3,880円 | 現在申し込み停止中 |
FUJI Wifi(クラウドプラン) | 3,980円 | 契約期間の縛りなし |
月額料金最安で利用したいなら「ギガWiFi」がおすすめ

表をみてもらうと明らかだが「ギガWiFi」は数あるクラウドWiFi サービスの中でも月額料金最安で利用できる(単純に料金だけで比較すると「ポケットモバイルCloud」や「BBN WiFi」も最安だが、サービス内容や口コミなど総合的にみるとおすすめはできない)。
また、口コミや評判に悪いものを見かけず信頼感が置けることや、画面上で使用状況が確認できる最新の端末「G4」が最安で使えるサービスであるという点も見逃せない。
コロナウイルスの影響で他社では端末の在庫が不足しているところも多いと聞いているが「ギガWi-Fi」に関してはまだ在庫があるようだ。
とはいえ、少し落ち着きつつあるものの、リモートワークを行う企業が増えてきていることから需要がある時期であり、当サイトからも多数の申し込みがあるのが現状。
なお、公式サイトには電話番号が記載されているが、問い合わせ状況によってはすぐに繋がらないこともあるだろうし、個人的にはすぐに申し込みが完了する WEB経由で行うことをおすすめする。
国内ではトリプルキャリアの LTE回線使い放題でかつ、海外でも使える「hy-fi(ハイパーマルチワイファイ)」を紹介してみた。
上の表はクラウドWiFi サービスの料金を比較したもの(順位は月額料金だけで順位を決めているわけではなく、特典や契約期間の縛り、料金などを踏まえた上で決定している)。
表のとおり、hy-fi はこの手のサービスの中では高額。対して「 hi-ho GoGo WiFi」はキャンペーンにより現状最安。キャンペーンは 3月末までとなっているが、在庫が不足すれば早期に終了する可能性もあり、今すぐ契約しておくことをおすすめする。